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両神山と雲取山と秩父観光4

長瀞から上長瀞までは700mの距離だったので歩くことにした。左手に荒川の流れと紅葉を鑑賞しつつ、また石灰岩地質ゆえの岩畳や赤壁、虎岩などの奇岩を楽しみながら埼玉県立自然博物館についた。前回でも紹介したように埼玉県民の日で博物館は入場無料となっていました。三密を避けるために入場制限が設けられており、30分待ちました。館内に入ると3億年に及ぶ、埼玉の大地の成り立ちを解説していました。秩父山地の岩石は古生代石炭紀〜三畳紀(約3〜2億年前)に大洋でできた物で、放散虫の死骸などはチャートに、火山島を造った溶岩や火山灰は緑色岩に、サンゴなどの生物の死骸は石灰岩になったということでした。この秩父・長瀞地域は日本の地質学発祥の地とも呼ばれています。他にカルカロドン メガロドンという今から200万年前〜二千五百年前に世界の海に栄えた巨大な肉食ザメの顎の展示(高さ1,8m;約1,6m奥行1,3m)もあり、推定体長12mと言われています。見物を終えての出口で長瀞自然史マップを300円で買い求めました。この後上長瀞の駅から最後の見学地和銅遺跡に向かいました。この遺跡は和銅黒谷駅で降りて山手に向かって20分歩いたところにあります。案内標識に従って歩いていくと数人の男女が前を歩いていました。振り返るとわたしが登ってきた道と違う方角から数人登ってきました。どうやら聖神社からの道が本来の道だったようです。和銅遺跡のところには大きな和銅開宝のモニュメントがあり、恋人同士?がお金を和銅開宝の真ん中に開いた正方形の穴にさい銭を投げ入れていました。聞いてみるとお金を投げてそのお金をモニュメントの裏側で拾い、そばの川でその金を洗い、聖神社に持って行き、さい銭として納めるとお金持ちになるそうです。私も100円玉を投げ入れ、言われた通りにしました。ところで和銅はニギアカガネと呼び、ニギは純で混じり気がない。アカガネは銅「混じり気のない精錬の必要がない自然銅」になります。續日本書紀巻四には次のように描かれています。
「和銅元年春正月乙巳、武蔵國秩父郡和銅を献ず。詔して曰く、『・・・東方武蔵國に自然に作成る和銅出たりと奏して献れリ」と、故慶雲五年を改めて和銅元年として御世の年号と定め賜う・・・・と聖神社を出ると辺りはすっかり暗くなっていた。和銅黒谷から御花畑へに戻りそこから少し歩いて西武秩父駅構内にある祭りの湯の秩父ワラジカツ丼亭にてワラジカツ丼をいただいた。並はワラジのように大きなとんかつが2枚入って970円だった。結構満腹になる。この後カムフォートステイ雅に戻り、雅にあるコインランドリーで今までの汚れた衣服を洗濯乾燥して寝た。
IMG_9844宝登山神社で記念撮影
IMG_9859蚕のまゆ 秩父銘仙館で
IMG_9869埼玉県立自然博物館まえで入場を待つ人々
IMG_9873化石の展示
IMG_9883どんぐりの展示 関西には少ないブナ・イヌブナ・ミズナラなど
IMG_9891石灰石の運搬車
IMG_9900和銅開宝のモニュメント直径が7mぐらい
IMG_9910ワラジカツ丼 とんかつが2枚入っている

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