7合目から8合目への上りは汗も出たが、止まっているとすごく寒い。時折あられみたいなものがレインウェアーのフードを叩く。少し風があるのだ。8合目女人堂につく少し前からあられが横なぐりにフードを叩く。11時40分女人堂着ほぼ予定した通りの時間だ。ハイマツ帯だ。女人堂を越したところでかなり吹雪いてきた。それと呼応するかのように上の方から登山者が10数名降りてきた。関西弁を喋っている5名のおばちゃんグループはもうあかん景色どころではないわーと言って降りていった。続いて男4名のグループが降りてきた。寒いしこれから吹雪が強くなるから降りてきた。「あんたこれから登るの」とわたしの白髪まじりにびっくりして聞いてきた。少し置いて山ガールが降りてきた。吹雪いて残念だけど私雷鳥を見ました。ラッキーだった。こんな事もないとね。と嬉しく喋ってくれた。後は黙々と降りていく人たちだった。8合目から9合目の途中でカメラをレインウェアーの内にしまった。今回はキャノンのEOSだから防水構造でない。オリンパスのタフを持って行こうと思ったが、今回は晴れの予想が出ていたのでキャノンにした。でも3000m級の山では非常識なのかもしれない。8合目から9合目までは吹雪の影響でかなり時間がかかってしまった。13時45分石堂小屋到着 そしてここから10分のところ以上は行けないことになっている。「木曽御嶽ガイド登山マップ」によると2020年7月1日午前8時より10月13日午後2時まで通行可能だった。石堂小屋でカメラで自撮りをしようとシャッターを押したが撮れなかった。リングに雪が積もりそれが凍って自動焦点ができず、シャッターが下りないのだ。ここで朝バスで一緒だった中国人の3人グループに会う。彼らはスニーカーやバスケットシューズで下山してきた。いずれも若者達である。日本語はできないと言う。英語での会話になった。上海から来ていると、雪は初めてで3人とも雪を喜んでいるように見えた。彼らはよく転んだ。仰向けに転んでいるのであまり心配はない。きれいに転けたりしたので、nice sliding isn't it?と囃し立てると、It's first time to snow. It doesn't snow in syanhaiと言って転ぶのも楽しいみたいだ。私も仰向けに10回ぐらい転んだ。ちょっと油断していた。3時過ぎになると木の階段に降り積もった雪が凍り、足をかけた途端スルッと滑るのだ。時間を考えていなかったし、アイゼンも持ってこなかった。
7合目の小屋
標識 7合目から8合目
雪がだんだん積もってきた
8合目 女人堂小屋
岩また岩の間を登る
すっかり吹雪いているかすかに石堂小屋が写っている
ヘルメット姿
中国人グループ








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