8月19日から表記の山へ行く計画を立てた。以前から薬師岳は登ってみたい山の一つだった。昭和38年の豪雪の時に愛知大学山岳部員十三人が道に迷い遭難死亡した事件があった山だ。折立の登山口は富山駅から1日3便しか出ていないそれも午前中だ。バスで行くなら大阪からだと前日1泊しなければならず、レンタカーで行けば一泊減らせることがわかった。有峰口からは有料道路になっていて乗用車だと1900円かかる。有峰湖を越して少し行くと何か黒い動物が動いていた。通り過ごしてクマだろうと確認しようとして車を降りそうになってクマだったら大変なことになると気づき、バックミラーに映る熊の姿を見た。写真を撮りたがったがやめてまた走った。折口の駐車場に車を置いて登山口に向かった。するとすぐに愛知大学の十三人の遭難碑が立っていた。冥福を祈り合掌する。時折パラパラする雨の中を登る。だらだら長い上りが続く。登山地図には太郎平小屋まで5時間だ。4時ごろ急に風や雨が強くなてきた。登るピッチが遅くなり、朝早かった疲れが出てきた。6時を過ぎてもまだつかない。6時30分になった時に山道の上の方から誰かが降りてくる。そして「山岳救助隊のものだが、山小屋に到着する予定の人がまだ来ていないということ」で降りてきたと。それから30分彼のペースについていくのにどれだけシンドかったことか。7時に太郎兵衛小屋についた。
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