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盛岡見物と早池峰山登山5終わり

東北の山々にはアイヌ語が元になっているものも多い。私が洞窟調査に北上山地を歩いた時もウレラ山というのがあったがこれもアイヌ語が語源だ。早池峰山もpaha(東)ya(陸)chinika(脚)というのに日本名が被せられたものと思われる。それとこの山の植物相は固有のものがかなり多く、ハヤチネとナンブの名前がつくものも多い。ハヤチネウスユキソウ、ナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ、ヒメコザクラ、ナンブトウウチソウなどである。私は八合目付近でイワヒバリの声を喧しくきいた。今回は時間的に余裕があったので花の写真を多くとった。また頂上までの里程を表す合目は1、2、3、5、8がわかったが後は見つけられなかった。登山者からハヤチネウスユキソウの咲いているところを教えてもらったのもありがたかった。ショウジョウバカマは花の時期が長いが、6月まで咲いているのも珍しい。ミヤマシオガマは

ピンク色の筒型の2cmぐらい花がついている。利尻島にはベニシオガマというよく似たシオガマがあるが私は見つけられなかった。8合目付近から見下ろす景色は花崗岩と石灰岩地帯特有の岩がニョッキと出ている感じで蛇紋岩も見られる。頂上にある小屋は避難小屋で宿泊のための小屋でない。登山にかかる時間が6時間程度だからよっぽど天気の急変がなければ使用せずに済む。下山した後車のエンジンがかからなかったことは4で書いたが、その後道の駅で遅い昼食中もエンジンはかけっぱなしにしておいた。またかからなかったら予定の時間に帰れないからだ。

ところで帰り盛岡駅のみどりの窓口で乗車券を買うのに10分も待たされた。人数は4名ほど先客がいるのだが、窓口の駅員がお客との相談に乗っている。この時間が長いし、乗車のために記入する購入用紙に書いてなくて窓口に来る。関西ではそのような風景は見られない。ほとんどの人が購入用紙に記入して買いに来るから所要時間が少ない。私は5時6分の東北新幹線に乗る予定で4時50分に並んだ。自分の順番が来たのは5時3分駅員に無理なら次の列車にするというと大丈夫すぐ作りますという。切符を発行してもらって改札口を通ると発車のベルがなり、閉まるドアにお気をつけくださいのアナウンスが流れている。走って列車に飛び乗ったが、乗車券を取り忘れた。これは車内で車掌に事情を説明し、堺まで無事帰れる手続きをしてもらったが、とにかく窓口での対応が遅い。

IMG_1110山裾の風景

IMG_1111ミヤマシオガマ

IMG_1112チングルマ

IMG_1122ヒメヤシャブシ

IMG_1129コバイケソウ

IMG_1135ショウジョウバカマ

IMG_1149ハヤチネウスユキソウ

IMG_1107一合目

IMG_1116二合目

IMG_11523合目

IMG_11258合目

IMG_1127避難小屋と雪渓

IMG_1163お土産 ワインとリンゴジュース・南部煎餅など重たかった


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