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ウポポイと後方羊蹄山と幌尻岳登山5

バスを降りたところの小屋は重宝した。ここはあぶが多い。刺されてもそんなに痛くないが無茶苦茶あぶが多く首筋や顔手の甲と肌が出ているところに全てに喰らい付いてくる。登山準備に都合が良い小屋だ。歩き始めてから1時間して朝食をとり、さらに少し歩くと北海道電力の取水装置があった。河川名は額平川、水力発電利用で1,00m3/sだ。1秒間にお風呂一杯分の量でそんな多いとは思えない。ということはそんなに水量があるという川でもないのだ。8時30分から渡渉開始、額平川に流れ込む支流を超えて行くと今度は額平川本流の渡渉が始まった。膝までの浅い場所もあった。ところが石を伝い歩くと言った渡渉でなく、腰まで浸からねばならない渡渉があるのだ。この道は間違っているのではないか、しかしその先に見えるピンクのテープを見るとその轟々流れている場所を通らねばいけないのだ。最初はビビってなんとか巻くことも考えたが、そんなことは労力の無駄だと気づいた時、バシャバシャと水に入って行くことに躊躇しないようになった。一番ビビったのは鎖場でそれも水面から50cmぐらいのところに鎖があったのだ。これは増水しているので腰まで浸かって行くことが要求されているのに、無理に窮屈な姿勢のまま渡ろうとして足を滑らしてしまった。水の中に一物も濡らしてしまった。こうなるともう水の中に入るのが怖くなくなった。16回の渡渉のうち腰まで浸かったのは2箇所あった。16回の渡渉が終わると普通の山道になり、高度を稼いで行く。幌尻山荘の手前まで来た時バスで一緒だった中島さんが降りてきた。なんでこんな早く下山するのか聞くと「携帯の登山天気では雨が早くなっている。明日はバスが来ないかも」という。雨は小雨ではあるがしっかりと降ってきている。幌尻山荘についたのは11時過ぎ休憩を除いて5時間20分かかっている。幌尻山荘で山小屋主人に宿泊の手続きをしながら15回の渡渉とガイドブックに書いてあるが16回渡渉したというといつも同じ数ではない、雨によって流れが変わるし、テープが全て正しいわけではない。雨の量によって流れが変わるのは当たり前のことだという。山小屋の物干しには地下足袋・カヌーの時のゴムのシューズが干されている。このグループはすでに幌尻岳に向かっていた。山荘はバイオトイレが設置されていてこの利用料が1000円余分にいった。ボンベは無償提供されて宿泊者は全て自炊で賄うことになっている。雨はしっかりと降っている。山小屋の主人が明日は「バスが来ないかもしれない」という。お客さんはもう一泊する気なら泊まるのが良いが、そうでなければ今日降りるのがベターだ」という。そこへ今井さんが「命の水」より降りてきた。雲海で全く見えない。頂上へ登るのを諦めたという。

P8011587渡渉が終わると幌尻山荘は近い

P8011588コモチシダ?緑濃い山だ

P8011584幌尻山荘が見えてきた。

P8011585幌尻山荘





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