鳩待峠で確認したのだが14時15分発の戸倉行きしか上毛高原駅に行かない。15時15分発のバスは沼田駅までしか行かない。このバスで沼田駅まで行き、そこから高崎駅上越新幹線乗車というスケジュールだったが、至仏山頂上に着いた時が12時20分だったので諦めた。雨が降っていたのと想像以上に蛇紋岩という岩が滑るからだ。慌てて捻挫でもしたらもっと遅くなってしまう。小至仏山までは大きな石がゴロゴロとあり、時間がかかってしまったが、そこから悪沢岳までは比較的楽に降りてこられた。雨は全く止みそうもなく、ふり続いていたが、風があまりなかったので足元だけ注意すればよかった。悪沢岳を過ぎると霧も少しづつ晴れてやがて木道が出てきて歩きやすくなってきた。でも15時15分のバスには間に合わない。となると16時25分のバスで沼田駅それから高崎駅で新幹線乗車になる。今日は東京かあるいは名古屋で一泊しなければならないのか。そんなことを想像しながら歩いた。16時25分発の鳩待峠発のバスには私を含めて7人の乗客がいた。三人組の登山者で至仏山から降りてきた人達と夫婦で尾瀬ヶ原を散策してきた人、後は鳩待峠の山荘からの人だった。夫婦は山の鼻山荘に泊まっていて尾瀬を少しだけ歩いたという。そこであの夫婦と小学生2人、4歳の子供は今頃どの辺まで降りたのだろうかと思い出した。今日は鳩待山荘止まりだろうなと、夫婦は昨日ビジターセンターで尾瀬の紹介をしていたのは聞きにこなかったらしい。とてもいい話だったので残念でしたねと言い、昨日職員が話されたツキノワグマがいるから尾瀬の景観は守られたという話をすると喜んでくれた。ついで燧ヶ岳と至仏山の違いを説明すると興味深く聞いてくれた。戸倉までの約35分間喋りっぱなしだった。ついで戸倉から沼田駅に向かった。約1時間20分のバス乗車だった。このバスは7月17日にも乗ったが、もっと早い時間である。バス乗車中も雨は降り続いていた。沼田駅に着いたのは18時37分で次の高崎行きが出るのは19時2分だった。駅前のコンビニでビールと夕食を買い、沼田駅で上毛高原からはバスの都合で乗れなかったことを言うと上毛高原と高崎駅との間の特急券の払い戻しがあり、240円戻ってきた。これでビールの当ての茹で枝豆を買った。高崎駅で「あさま630号」東京行きに乗った。車中で予備のTシャツと半ズボンに着替えた。20時52分東京着で21時3分発の「のぞみ261号」に乗れて23時27分に新大阪に着いた。家に着いた時は21日の午前0時45分だった。
赤城牛ふりかけ 尾瀬のマスコット