ロッジ北澤には露天風呂があり、当日は満月だった。さて登山をどうするか、武尊スキー場から前武尊か最初の通り武尊牧場から行くか、迷った挙句スキー場から行くコースに決めた。でもこれには苦い思い出がある。バンダイ3位登ろうと思った時にスキー場から行くことにしたがスキーリフトのそばに道らしき道がないのだ。散々迷って1日潰れてしまったことがあった。5月3日4時30分起床、5時10分大駐車場着すでに登る支度をしている登山者がいた。私も送れまいと頑張ったが途中でその人を見失ってしまった。ロッジアザリアンシーハイルは営業していない。多分今登っている道を上り切れば普通の登山道に出るものと思い、リフトの頂上駅からの道を探したがわからずじまいだった。そこで再びロッジアザリアンシーハイルの付近まで戻って右側の道を行くことにした。400m登ってまた400m下る。9時だ。かなり迂回した道は途中までかなり広い道でその先はコンクリートの舗装道路が続いていた。高度を増すにつれ、雪が30cm あったがアイゼンをつけるほどでない。この道も途中で道がなくなっていた。11時になっていた。朝の軽い朝食だけだったので腹が減っていた。ロッジ北澤でいただいた弁当を食べた。おかずに唐揚げがついていて嬉しい。これからどうするか時間が許す限り、武尊牧場のコースを見ておこう。今日の登山は諦めた。明日も休みなので1日伸ばして登るか。レンタカー代と宿代、帰りの無効となる特急券を考えると再び出直した方が良い。とりあえず大駐車場に戻ることに決め急足で降った。大駐車場から花咲民宿村付近まで戻った。民宿村付近ではサッカーの子供たちやテニスの団体が合宿しているのだろうかたくさんの車が道路脇に止められていた。私は武尊牧場に向かい大駐車場に車を止めるとすぐさま登山を開始した。とりあえず緩やかな登りを三合平まで登ってみた。晴れてはいるが風がキツい。三合平から見る武尊山は黒々としていた中に残雪の帯が縦にいく筋もある。写真にそのところを写してみたが実際の感じとは違っていた。三合平から灌木の間を通ったら頂上にいける。ただ残念ながら時間切れだ。
穂高山登山の記事はもっと早く載せたかったのだが、連休後に女房から悪性の風をもらって5月中喉が痛く咳がよく出た。普段なら医者からもらった薬で一週間程度で良くなるが今年はだるくて2回も医者通いした。
武尊というと北アルプスの穂高を連想するのが普通であるが、私はこのような山があるのを「日本百名山」で知った。日本武尊の東征伝説と関係がある。深田久弥によると「木食上人普寛行者が開いたとしている。深田久弥も昭文社の山と高原の案内も久保から登っている。私は昨年・一昨年と皇海山や吹き割の滝に出かけているのでその先にある民宿村花咲に宿を取って武尊スキー場から武尊山に登ることを考えた。片品村の観光課に電話してロッジ北沢を紹介してもらった。新幹線で東京へここから高崎まで上野東京ライン高崎行きというのが出ていて沼田まで行くのに便利である。沼田で駅そばのJRレンタカーで車を借り、ロッジ北沢に向かった。5月2日堺を9時30分に出るという、いつもよりゆっくりした旅である。ロッジ北澤は17時15分についた。フキワリの滝までは以前に通った道なので躊躇せずに行けた。そこからの道案内もナビゲーター通りで簡単だった。宿に着くと早速猫2匹の出迎えを受けた。宿の女主人に飼い猫か聞くと野良猫だという。宿には私以外に先客が一人だけいた。名古屋から1000ccのバイクで来ている。夕食は豪勢だった。ステーキと焼き魚が出た。夕食後女主人と山登りの話になった。私は当初武尊牧場から上ることを考えていたが、女主人が現地の詳しい人の話を聞いてきて、そのコースは雪庇があって危ないから武尊スキー場から前武尊に行くコースをを案内された。