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鳳凰山登山2

2023年09月30日

午後8時消灯と聞いていたが9時だった。風呂があるからだろう。私の隣は20代の会社員、その隣は定年退職した人だった。その人は若い時に佐川急便に勤めていたという。いろいろ面白い話をしてくれた。佐川に勤めていた時に他の運送会社の荷物を佐川にするという強引なこともやったという。その手口は他社の伝票が付いている荷物を見てそれの配達先を自社の伝票に書き、他社の運転手が来る前に荷物を自分の車に乗せるという方法だ。集荷数のノルマがあって達成でkない人も多い中彼はいつも成績上位でいたという。もう時効だから話すのだけどと、給料は当時で50万円もあったそうである。次に山登りの話になった。私だけ鳳凰三山に行き、あとの方は北岳を目指した。私が薬師小屋から元来た道を戻ろうと考えているというと、勿体無い夜叉神に降りるのが良いという。しかし距離が長いのではというと、上りはほとんどなく下りばっかしで早く着くというので、それもアリかと思った。

9月 10日朝4時40分起床 ゆっくり朝食クラッカーとハム・ポタージュスープを飲む、しっかり大便をして5時40分広河原山荘を出発 白凰峠への看板があるところから少し行ったところで梯子のようなところから落ちてしまった。木が腐っていたのか、滑ったのかわからない。梯子に右足をかけた時にが折れたように思う。体は一回転して右手首を下に地面に叩きつけられた。右手がうーんというほど非常に痛かった。7時40分小休止、8時40 分大休止長袖を脱ぐ55分出発 途中梯子多数あり、想像以上のアルバイトだ、10時小休止下山者2名 うち一人が道が不鮮明で樹海のようなところに迷って1時間もロスしたという。へーそんなこともあるのかと聞き流す。ところが10時30分道がわからなくなる。目の前は樹海だ。ここを北へ向かって突破したら白凰峠だろうと試みるもなお樹海にハマる。背の高いハイマツの樹海は地面に降り立つと全く視界がきかない。木の枝を跨ぐようにして進む。右手の方に森のようなところがあるのでその方向に進路を変え、トラバースした。この間3回もおーいと大声を出したが反応はなかった。11時過ぎ峠であろう地点が見えた。それから北に向かって樹海を這い出すと目の前に白凰峠が現れた。11時15分白凰峠着

P9102444白凰峠への入り口

P9102447登山道や標識が整備されてなく古い

P9102451登山道

画像

P9102460白いしだか紅い実はイワウメか

P9102464北岳がキレイに見える

P9102465白凰峠手前のゴツゴツした岩のがれ場

画像白凰峠



鳳凰山登山1

2023年09月29日

南アルプスの百名山で赤石岳・悪沢岳・聖岳・光岳はまだ登れていない。これらの山は8月いっぱいでアクセスするバスの運行がなくなるからだ。来年にいけると思うが時期が7/8月とかぎられている。今登れるのは鳳凰山だけと言うことになる。しかし何故三山で深田久弥は百名山の一つにしたのであろうか。初版発行された文庫本は昭和53年でその頃には地蔵岳、観音岳、薬師岳の三峰の総称になっているという。また地蔵岳の初登坂は明治37年ウオルターウェストン(「日本アルプスの登山と探検」著)で巨岩をよじ登ったと書いている。また日本で初めてロッククライミング記事の最初だと記している。私は鳳凰山登山を2泊3日とし、広河原山荘で一泊し、白鳳峠を越え高嶺・赤抜沢ノ頭・地蔵岳 岩陵そして観音岳・薬師岳・薬師小屋が2泊目となり、夜叉神峠に至る縦走であった。名古屋から特急しなので塩尻まで行き、そこから特急あずさで甲府まで行った。甲府から山梨交通のバスで広河原へ到着したのは15時55分だった。この場所は北岳登山の時に来ところだった。北岳登山の帰り広河原山荘に寄った。食堂でレッドブルを飲みながら山荘の人に宿のことを聞くとお風呂がある、トイレは水洗だというので、その時から一度泊まってみたいものと思っていた。

16時30分頃胴長を履いた三人連れが入ってきた。仲間で話をしているのを聞いていると彼らは渓流釣りの方達だった。毛針でヤマメを釣っているらしい。今日の釣りは終わったとのこと。山荘は一階は大きな食堂食券の自動販売機があり丼物と麺類・飲み物が売られていてほぼ常時開いていた。売店はカップヌードルの種類が多数あり、お菓子や酒のつまみが多くうられていた。部屋は10人部屋だったが8人が泊まり、ほかに10人ぐらいが入れる部屋が3部屋あり、風呂は男女別で入れ替えせいでなかった。

P9092434ウオルターウェストン、名取運一、天野久3人の顕彰碑

画像ウオルターウェストン

P9092436天野久

P9092437名取運一

画像10人部屋

P9092440男性風呂

画像トイレ・洗面所

P9092443夕食は分厚いステーキ




塩見岳登山5終わり

2023年09月29日

名古屋から新幹線で大阪に着くまでカメラに収められた写真を見た。南アルプスは高山植物が多い。それと意外にキノコも多いのだ。

ベニテングダケ・オニアザミ・ハイマツの中のフデリンドウ・トリカブトに似るがわからない。

塩見小屋の様子 午後5時の気温8度だ。 寝床畳一枚ぐらい長辺は210cm

夕食 塩サバがあった

景色 間ノ岳と中白根岳

22日の山歩き、それからバスと新幹線の交通アクセスは順調だった。午後9時30分ごろ新大阪駅で自動改札を普通に通り抜けた。特急券だけ回収されて堺市駅までの乗車券を持って7番線ホームに向かおうとするとガードマンが追いかけてきた。アラームが鳴ったという。私は聞いていないと答えたが、乗車券を見せてくれという。堺市駅までの乗車券を見せるとおかしい?アラームが鳴ったのでという。特急券は回収されているし、特急券の領収書も見せた。それでも納得しない。腹が立ったので「どけ」と一喝すると手で行く手を塞ぐ。俺は疲れているのや、あんたに構っていられない、手を振り解いていこうとすると待てという。アラームが鳴った。と同じことを言うので私は聞いていない。他の改札が鳴ったのと違うのか、現にちゃんと乗車券がでてきている、あんたおかしいのと違うのかと言うと無線で駅職員を呼び出した。駅職員が4人きて事情を説明しようとするとそのガードマンは手が折れそうだった、腹を殴られたとうずくまって芝居する。思わず顔面を蹴りたくなったが、我慢して駅職員に事情を説明、乗車券が普通に出てきたので不正なことは何一つしていない。乗車券と特急券の領収書を見せると即座にお客さんのおっしゃる通りです。と頭を下げた。全日警のガードマンにバカモンと言って後は駅係員が新大阪駅を正常に通過したというハンコの証明をしてくれた。こんなことで家に帰るのが1時間も遅くなってしまった。あまり腹が立ったので後日JR東海のお客様相談室に「耳の悪い、頭も悪いガードマンを置いとくな」と苦情を申し入れた。

P8212312ベニテングダケ

P8222372ハイマツの中のフデリンドウ

P8212281

P8212282オニアザミ

P8212341G-46の寝床

P8212350午後5時の気温8度

P8212343塩見小屋の夕食

P8212322間ノ岳・中白根岳を見る

P8232391お土産 ワイン・シャインマスカットのゼリー・野沢菜・日本一高い三伏峠の手拭い


塩見岳登山4

2023年09月29日

8月22日塩見小屋の朝は早い。3時からもう起き出して支度している。まだ真っ暗だ。私は3時45分起床、ヘッドライトを装着し、ポットにお湯を入れて(200円)15リットルの小リュックに必要な装備だけ入れて4時15分に出発、5時15分に2730m地点で小休止、防寒のため雨具を着ていたが汗が出てきたので脱ぐ。天狗岩を通り越しご来光を拝む。5時45分塩見岳西峰3047m 50分東峰3052m に到着。ともに3000mを越えた秀峰である。ここにくるまでに鎖場と梯子が7箇所あった。それほど難しくない。頂上で記念撮影をしてすぐに塩見小屋に急いだ。これから昨日来た道を戻り鳥倉峠に14時10分ごろまでに帰らなければならない。7時塩見小屋到着。リュックを整理し朝食、クラッカー・黒豆・ベーコン・コーヒーだ。熱いコーヒーが美味い。気温は7度、晴れ。昨日は全く景色が見れなかったが、今日の山旅は快適になりそうだ。ただ1日二本しかないバス便の午後の部に間に会うかどうかだけだ。7時35分塩見小屋出発、8時35分大休止、長袖シャツを脱ぐ。9時45分本谷山着 コースタイムより15分早い。11時15分三伏峠着。ここで昼食、塩見小屋でもらった弁当を食べる。なんと稲荷寿司だ。美味しかった。三伏峠小屋で一番高い峠に来た記念に手ぬぐい600円を買う。11時40分三伏峠出発。12時20分ほとけの清水で小休止、テルモスに清水を詰める。これは家に帰ってこの水でコーヒーを飲むのが私の楽しみの一つだ。13時35分小休止。14時鳥倉登山口に到着、コースタイムより早く到着できた。すでに9名ほどの登山客がバスまちをしていた。14時25分バスは定刻きっかりに出発。16時10分伊那大島駅に到着。3000mの山から降りてくると伊那の街は暑い。アイスクリームとコーラを買って食べたが、この日の伊那市の気温は35度。17時16分飯田駅到着。ここで高速バスの乗車券を買う。満席で無かったので18時34分発の名古屋行き特急バスに乗車できた。19時50分名古屋到着。

P8222374鎖場 傾斜がきつい

P8222373最後あたりの登りがキツい

P8222360ご来光 ご来光は山の後ろ側を登っているので拝めなかった。

P8222363頂上付近の岩場

P8222366富士山が見えた

P8222368塩見岳 東峰3052m

画像塩見岳 西峰3047m

P8222372お花畑 りんどう・フデリンドウなど




塩見岳登山3

2023年09月28日

塩見岳登山の山道にはキノコがたくさん生えており、種類が分かればもっと面白いかもしれないベニテングタケは素晴らしいほど綺麗な形をしていた。14時10分に覗き岩に着いたが霧で何も見えなかった。ほとけの清水では途中登山者からほとけの清水、水が出ていましたかと聞かれた。枯れることもあるらしい。私はここでコップ2杯ほど美味しい水を飲んだ。塩見小屋に着いてすぐに寝床を案内された。別棟のG-46だ。隣に寝る人がいなかったので少し楽だ。畳一畳分より少し広い空間が与えられた。寝袋は備え付けられており、インナーシーツだけの持参でOKだった.

トイレは簡易トイレのキットを渡された。これに大便なり小便をして使用後入り口をきゅっと縛って所定の箱に入れるということだった。最近山小屋もトイレがかなり改善されてこのての山小屋はあまりない。夕食は第3 巡目で一番遅い夕食だ。ビールを注文していっぱいぐいっとやっとところで「もう少し早く着いてくださいよ」と注意された。宿泊代は一泊2食で12000円ビールはロング缶で1000円だった。朝食は朝が早いので弁当にしてもらった。塩見小屋はざっと50人ぐらい泊まっていただろう。女性も4割ぐらいいたように思う。一緒にご飯を食べている時に私と歳格好が似ている人がいたので年齢を聞くとなんと80歳だった。元気な人がいるものだ。ビールの缶は持ち帰りで小屋で捨てることはできない。消灯は午後8時だ。ロビーというか寛ぐ場所もなくそれぞれが指定された寝床に入っていった。気温は8度で外で喋っているには寒すぎる。ほとんどの人が静かに時が流れていくのを感じながら寝床についていた。なかなか就寝できずレスタミン錠を飲んだ。この薬は眠くなる。蕁麻疹の薬と睡眠薬として常備している。

P8212303三伏峠小屋

P8212313ベニテングダケ

P8212311

P8212330塩見小屋への標識

P8212338塩見小屋への標識

P8212351塩見小屋 別棟 2766m

P8212345塩見小屋のトイレ

画像塩見小屋




塩見岳登山2

2023年09月28日

8月21日早朝4時起床、5時37分発 6時30分伊那大島着 ここから伊那バスに乗る。運転手は荷物をチェックして荷物代を取ろうとする。最初2430円と言われ、明細を聞くと荷物代も含むという。私のリュックは重さ9キロでそれほど大きくないので1690円だというと素直に応じた。伊那大島駅からは6名の登山客が乗った。35分出発鳥倉登山口には8時30分についた。手前の駐車場には約70台の車が止まっていた。割と人気がある山なのだろう。登山口には公衆トイレが4台設置してあり、大便をして45分に出発。三伏峠まで4時間の行程だ。休憩も入れて私は4時間30分ぐらいを予定した。登山口から三伏峠まで1合目ごとに標識があり、どれだけ上ったかわかるようになっている。10時40分10分の5まで来た。12時35分三伏峠着 切りが薄く立ち込め視界は良くない。三伏峠は日本で一番高いところにある峠だと看板に書かれていた。ここで昼食、ベーコンとうどん、クラッカーを食べ流。昼食中に雷鳴が3度なった。13時5分三伏峠出発、雷と晴れ間が交互に来る。14時30分小休止 本谷山の前だ。深田久弥の百名山によると塩川を登れば本谷山に行き着くとあり、武田久吉博士が塩見岳に至るというのを訂正している。現在の地図を見れば全くその通りなのであるが、古い時代に正確な地図がなかったのでないかと思う。本谷山のすぐ北東に塩見岳があるのだ。なお百名山には興味深い記事がある。鹿塩から塩川に沿って少し上がったところに塩湯という食塩鉱泉がある。その含有量は1リットル中に25グラム(海水は30グラム)我が国最高の強食塩泉だそうである(百名山347ページより引用)15時35分小休止 雷が止み、薄い霧が出てくる。ひんやりしてくる。16時に塩見小屋まで40分の標識あり、道がぬかるんでズボンの裾が泥だらけになる。明日はスパッツをつけよう。17時12分塩見小屋に到着。残念ながら17時までに到着できなかった。

P8212256伊那大島駅 塩見岳への最寄りえき

P8212259トイレが4基もあるのが嬉しい

P8212260鳥倉峠に塩見岳登山の案内

画像ガマズミ

P8212279イチゴ

P821226810分の四の標識

P8212286ほとけの清水 もうすぐ三伏峠

P8212302三伏峠 日本一高い峠

P8212323本谷山2658m


塩見岳登山1

2023年09月27日

塩見岳登山は出発地点が滋賀県の南彦根から始まった。鳴尾高校山岳部のOB会が南彦根の古民家で行われたからである。8月19日から20日にかけて一泊2日で行われ、現役山岳部員六名(内女子二名)と顧問の先生方三名が来られ総勢20名で焼肉パーティーを行った。高校の山岳部OB会が50年以上続いているのは稀有なことらしい。20日午前中に解散し、私は南彦根から名古屋に向かった。快速電車の乗り継ぎで名古屋に14:44到着、名古屋から名鉄の高速バスで飯田駅まで乗り、そこからJRで駒ヶ根まで行った。伊那大島に旅館があるなら、そこで泊まるのが一番いいのであるが、ないので駒ヶ根の普通のシティホテル「駒ヶ根グリーンホテル」に泊まった。なぜバス利用かというとインターネットで調べるとすぐバスの案内が出てくる。JRと比較すると運賃が安くておまけに早く着くのだ。名古屋から飯田まで高速バスで1時間54分・2900円である。JRだと約5時間・3740円だ。名古屋から駒ヶ根はJRで4070円 4時間、バスとJR利用は3時間45分で3580円だ。色々調べてみてバス利用がいいとわかった。名古屋から名鉄のバスターミナルは名鉄百貨店の3 階にあり、名古屋駅から5分とかからない。高速バスは座席の前後の間が少し広くて快適だった。駒ヶ根で下車すると、駅のパンフレットに養命酒の故郷と書かれてあり、」ここが養命酒発祥の地であることを知った。そして養命酒駒ヶ根工場は予約なしで見学できるそうだ。今回は残念ながら時間がない。またここはソースカツ丼も名物なので夕食にと思ったが、つい他時間が遅かったので居酒屋しか空いていなかった。夕食は駅前のスーパーで買い、グリーンホテルの部屋で酎ハイ片手に食べた。明日朝が早いので21時過ぎに就寝した。

P8192234バーベキューパーティー

P8202249JR駒ヶ根駅

画像養命酒駒ヶ根工場

P8202253駒ヶ根グリーンホテル ゆったりしていた。