南海電鉄泉大津駅から約10分の泉大津の墓地の中にロシア兵のお墓がある。これは日露戦争で捕虜となったロシア兵が高石俘虜収容所に1万8千名居たがそのうち89名が病没した。彼らの冥福を祈るために隣接する泉大津の住民が自らの墓地の一部を提供し、ロシア兵の墓地が作られた。墓地中央に建つ五稜の石碑にはロシア語、ドイツ語、ポーランド語、アラビア語、ヘブライ語の各国語で「魂よ安らかなれ」を意味する言葉が刻まれている。当時の日本人は外国人捕虜に対し、寛大で丁重であった。墓地は現在も付近の人々によって美しく清掃されている。私は「バルトの楽園」の映画を思い浮かべた。
五稜の石碑
陸軍少将隈部濳書の碑
ロシア兵の墓
五稜の石碑
陸軍少将隈部濳書の碑
ロシア兵の墓
| 21:50
前の記事
2016年12月16日
次の記事
2016年12月19日
コメント