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屋久島紀行・宮之浦岳登頂2

民宿水明荘は安房川のそばにある。私は特別室に泊まることになった。民宿の特別室は洗面とトイレがついている。夕食は女将の郷土料理をいただいた。骨付きの黒豚の煮付けとサバの刺身、飛び魚の姿焼きアオサの味噌汁である。黒豚以外は全部ここで取れたものだ飛魚は胸鰭が発達していて尻尾の近くまで胸鰭がある。味はカタクチイワシに似ている。黒豚は骨から容易に外れ、ジュウシーだ。飯が終わって明日の用意をした。岳人3月号や着替えた下着類、簡易ポンチョなどはスーパーの買い物袋に入れて預かってもらい、下山時に水明荘でシャワーを使わしてもらう時に受け取ることとした。ここ安房には銭湯がないということで女将の好意に甘えた。
 11日朝5時前に起き、安房のバス停まで歩く。バス停前には「登山弁当」の看板を出したお弁当屋が2軒あってもう開いているのだ。なかなか商売熱心だ。バス停には先客が2名いた。バスは5時23分定刻にやってきた。まだ暗いが車内はほぼ満員だ。屋久杉自然館までは10分でついた。ここではもうすでに100名以上が荒川登山口行きのバスを待っていた。登山口までのバス賃は700円切符売り場で環境保全の協力金1000円の要請があったので応じた。6時のバスで荒川登山口に6時35分についた。ここで朝食を取っていると程なくして若い6人の男たちが、トロッコ列車にいろいろな道具を積み始めた。気動車の運転席の窓のところには「光清掃社」と書いてある。なんでだろう?
 7時に登山開始、トロッコの軌道が敷かれた少し勾配がある道を歩く。レールとレールの間に木道があり、歩きやすい。最初の小休止まで1時間30分歩いた。そこでトロッコ列車が汽笛を鳴らしながら登ってきたのですぐ写真を撮る。9時50分大株歩道入り口、ここに水洗の綺麗なトイレがあり、用を足す。すでにトロッコ列車は到着し、男たちが背負子に20リットル入りポリタン2個と道具類を担いで大株歩道入り口に向かっていた。中には20リットル入りポリタンを3個担いだ人もいる。何に使うのか聞くと高塚小屋のトイレの洗浄水と言う。帰りは汚物を背負って帰るともいう。北や中央アルプスの山小屋はジェットヘリで上げ下ろししているのにここは人力だ。切符売り場で払った協力金の一部はこの費用に当てられているとのことだった。話を聞いたり写真を撮ったりしてここで30分も休憩してしまった。
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郷土料理の夕食
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水明荘の女将さん
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登山弁当店
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屋久杉自然館のバス停付近
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気持ちの良い木道
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トロッコ列車

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