仙流荘からのバスは乗客が多く、2台出た。北沢峠まで行く間にバスの運転手は所々で案内してくれた。その中でこのバス道が昭和30年代まで森林鉄道が走っていた道だという。それがバス道となった時に一つの条件として環境破壊を防ぐためにバス道は地元が運営するバス会社のみの通行を許可し、一般の自動車は制限された。これは日本で初めての試みであり、以後環境保全森林保護のために適用する自治体も増えていったという。戸台大橋は今まで数人住んでいたが、平成30年に林業従事者はいないくなり、廃村になったという。歌塾も一番奥の集落だったが数年前に誰もすまない集落になったという。北澤峠まで1時間50分のバス乗車だった。私はそこから10分下った大平小屋に向かった。ここの山小屋は素泊まりだけで食事の提供はない。本当のところはこもれび山荘に泊まりたかったが、2週間前に電話した時にはもう満員だった。大平小屋は私含めて3人だけだ。食事ありとなしでこうも違うものかと思った。15時30分から17時ごろまで小屋の外のテーブルでぼーっとしていた。見る気はなしに小屋の前の道路を降るマイクロバスを眺めていた。バスは登山客を乗せて下って行くがいずれのバスも満員だった。20台ぐらいみただろうか。甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳というのは人気がある山だと思った。17時から夕食の準備をした。今日の夕食は餃子である。油もチャンと持ってきた。ご飯はちょと芯があったが、スープで流し込んだ。消灯が19時からだけど、寝れそうもない。眠り薬に缶ビールを注文した。500円だ。
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