就寝は早かったが、夜中にカマドウマに起こされた。頭の付近を這い回る。ゴキブリだったら潰していたかもしれないけれど、カマドウマに歓迎されてのことと思ってやり過ごした。17日4時30分起床、5時5分大平小屋を出発。20分こもれび山荘に登山届を出す。6時45分2合目を通過。8時双児山で小休止、よく晴れていて暑い。9時10分駒津根20人l程が休憩していた。眠いのと腹が減るのと、そして吐き気もした。胃液が上がってくるので吐く。30分休憩。気分が悪いので帰ろうかとも思う。下りで2時間。頂上を目指すと1時間30分.迷った挙句登ることにした。太陽はジリジリと肌を刺すような暑さだ。10時45分、摩利支天分岐、12時8分甲斐駒ヶ岳頂上着。本当に疲れた。昼にカップラーメンをと思って熱湯を注いで食べようとしたが、喉に通らない。2口でやめた。太陽はなおもジリジリと肌を焦がす。岩と岩の間に身を置き、休む。13時ごろだったか、「こんなところに人が倒れているー」という声に起こされた。もう1時間近くも寝ていた。15分に出発14時35分駒津根到着、ここから仙水峠への道を下ることにする。ゴツゴツした岩だらけの道だ。途中婦人たち3人組に追い抜かれる。16時仙水峠着。この峠から道は勾配が緩くなり、歩きやすかった。気分もすこし回復してきている。腹が減っている。朝にクラッカーとベーコンを食べたのみだ。俺は高山病にやられたのか?それとも熱射病だったのか?など自問自答しながら仙水小屋を通過、長兵衛小屋に17時40分到着。ここで驚いたことはテントが60張以上あったことだ。それも一人用のテントの数が半分以上だ。小屋の宿泊費が高いのか?外に出てきた中年の婦人に聞くと1万 2千円とか言っていた。実は私もこの小屋に宿泊を申し出たがこの3連休はすでに満杯だった。18時大平小屋到着。すぐに夕食の支度をして19時の消灯に間に合わせた。この日も自分へのご褒美にビールをいただいた。