久能山を降りて山下に至る。すぐに海岸があり太平洋の波が寄せていた。砂浜は清掃されているのだろうかゴミがない。ペットボトルや空き缶もない綺麗な砂浜だ。私は知らなかったがここ久能山はいちごで有名な所だ。それも太平洋に燦々と降り注ぐ太陽が石垣を暖め、石垣に隙間に植えられたイチゴが甘く美味しく育つのだそうである。いちご狩りにはまだ早いがここのいちご狩りは石垣のブロックの面積で値段が決まる。私が3000円ぐらいですかと聞くといいやもっとという。土産物屋でイチゴパイを買った後、太平洋の海水を手で掬って舐めてみた。あまり辛くなかった。ここから登呂遺跡に向かった。そこへ韓国の方が観光に来ていた。このようなところに来るのは珍しいので考古学ファンか聞いてみた。それほどでないらしい。ハングルは少し話せたので難しくなるとチャンカンマンキダリセヨと言って知っている単語を並べての会話だった。登呂の遺跡はすぐそばまで住宅が迫っているすぐそばの博物館位はかなり大きな部落を示す展示があった。どうやら遺跡の発見が遅れたらしい。珍しいものでは風呂の椅子のようなものが5点展示されていてこの辺りの水田の土が柔らかかったのではないかと思わせた。最後に駿府城に行った。静岡駅から歩いて行ける距離である。城はないが大手門とその付属の櫓のようなものだけあった。今盛んに発掘調査がされていてその規模は大阪城・江戸城より基礎部分は大きいと言われている。石垣に使われた石は大阪城のようにいろいろなところからもたらされたものでなく、さほど大きくない石で石垣が築かれていた。
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