私は以前頂上に来る前にニホンカモシカセンターというのがあった気がしていたので山ガールに聞いたが彼女らは知らなかった。古い地図などには載っているのだが、多分28歳の時に登山した時はセンターでカモシカを見たような気がする。カモシカが牛に仲間というのはその時に知った。しかの仲間ではないのである。頂上から南南西の方向にお寺のようなものが見えた。大権現さんという。長者池まで降りその先には参詣道のようなものがついているらしかった。雪で埋まっているの柵で頭の部分しか出ていない。比較的近いので行ってみることにした。長者池まで降りると東家があって休憩所になっている。碑があり、「長者池八大龍王」と書かれていた。参詣道は御嶽大権現まで続いている。私が到着するとスノーシュウをはいた3人組が到着した。年配の方が指導して2人は初心者らしかった。お賽銭をあげようと賽銭箱を探すがなかった。すると年配の人が「ここらへんに賽銭箱があるのだが」少しかき分けたが全くわからなかった。すると「この辺の雪に埋めとけば良い」と言って100円玉を雪に埋めた。私がそれでどうなるのか聞くと「雪が溶けたら自動的に賽銭箱に入る」という。なるほどと思って私も彼の横に100円玉を埋めた。それから横にある如来を祀ってあるところを見ると屋根がついた賽銭箱があった。私はナーンだという思い出また100円入れた。そばにはガン封じと書かれた案内があり、横にドラが据えられていた。私は今がんと戦っている友達を思い出した。空手の館長のY氏、シルバーのK氏、大学時代の友人M氏この3人のためドラを三回鳴らした。気持ちがスッキリした。再び今来た道を戻ると長者池のところでアンパンマンがリーダーの3人の山ガールにまたあった。長者池の周回コースを回って来たのであろう。元気いっぱいの顔をしてうれしそうに「また会いましたねー」と声をかけてくる。ついでに「あの鐘を叩いていたのはあなたでしょう」ともいう。間違い無いので「そうです」と言ったが、なんでわかったのだろうか見ても無いのにと思いながら、おじいちゃんががん封じのために登って来たと思われたのかも。まあそういうことにしておこう。