堅田駅の合弱バスのりばには8時52分発細川方面と出ている。しかしそれらしいバスはこない。別の方面に行く運転手さんに聞くとそのバスは運休しているという。こないわけだ。坊村まででも2時間はかかる。今日は運の悪い日だ。もうやめようと思った。バス停付近をみまわすと2人の山ガールをとうに過ぎた。でもおばちゃんというには失礼かもしれない夫人が2人いた。何でいくのか聞くと乗合タクシーだという。まだ席は空いているのでしょうかと聞くと琵琶湖タクシーに電話してみたらどうですという。早速電話を入れると一人分空いているという。ラッキーだった。それで堅田駅を乗合タクシーで9時10分に出た。帰りも彼女たちは乗合タクシーを予約しているので再び琵琶湖タクシーに電話して空いているか聞くと一人分空いているという。そこですぐ予約を入れた。ただ彼女らが坊村に午後4時出発なのでその時間まで降りてくることになった。ぼう村までおよそ35分。降りるとすぐトイレがあり、先についた登山客が10人ほど利用していた。きれいな便所だった。登山者はその後も続々現れ、スパッツにアイゼン姿が多い。アイゼンも最低6本爪位樹が多かった。アイゼンとスパッツを装着。ところが愛染の整備を怠っていたので錆び付いてか伸びないのだ。登山靴に合わすことができないで出発するのは危険だ。手で引き伸ばそうとしたが無理だった。仕方なくビクトリアの10徳ナイフを出してポチの部分を押し込んで引っ張り出した。こんなことに30分もかかってしまった。麓の明王院から雪の登山道を少し早足で歩く、雪なのでそんなに時間が稼げるものでない。30分歩くと汗がじんわり出てきた。登山用の下着、ウールの山用シャツ、キルティングジャンバーの3枚だ。11時にまた小休止する7〜8人が追い越して行った。11時過ぎて某水道屋さんから電話が入った。よく入るものだと感心した。部品が入ったから取り付けに行くという。女房に電話して時間があるか聞く。OKだというのですぐ某水道屋さんに電話を入れる。それから15分ほどして先輩から電話があった。私の同輩が昨日死んだという。電話を切ってしばらくボートする。