野沢菜の碑があるところのすぐそばに「猫の門」というのがあり、左甚五郎が旅をして四天王寺に来た時に彫ったという眠り猫がありました。日光東照宮の眠り猫が有名ですが、なぜかここの眠り猫は有名でない。私は今回初めて知った。日光東照宮の眠り猫は前や後ろからも見れる。ただ警備の人が四六時中いて見張っている。この門からすぐのところに番匠堂がある太子が天王寺を建てるに当たり、百済国より3人の番匠(建築工)を招請され、高度な建築技術を導入されました。このうちの一人が金剛組初代の金剛重光です。現在も1月11日に建築技術の向上、工事の無事安全を願う奉賛法要「手斧始」(ちょんなはじめ)が金剛組を中心として厳修されています。堂内には「曲尺太子」(かねじゃくたいし)が祀られています。なお金剛組は世界一古い会社としてギネスブックに掲載されています。ガイドがここで一億円がこの番匠堂に集まっているといいました。なぜか番匠堂の周りに旗が立てられていて上場企業建築会社・設計会社・ハウスメーカー・設備会社の名前がありました。一つの旗を立てるのが100万円という噂です。数えたら100本近くあったでしょうか。
番匠堂の北側に亀井堂があります。亀の口から昼夜分かたず金堂地下の青龍池より湧く「白石玉出の清水」が流れ出ています。回向で済ませた経木をこの水で流せば、先祖の霊もたちまち浮かばれると言います。しかし、地下鉄谷町線の工事以来水は枯れています。多分今は水道水を引いているのでしょう。
12時になって本日のメンイイベントの精霊会舞楽大法要が始まりました。この行進は石舞台から始まり石舞台に戻って舞楽が舞われます。
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