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ウポポイと後方羊蹄山と幌尻岳登山3

蝦夷富士小屋に戻って身支度を整え、タクシーをよんだ。昨日使ったタクシー会社はすぐにきてくれた。なぜかタクシーの運転手はいろいろなことを喋ってくれる。ここはニセコが近いのでスキーのゲレンデやモーグル、スノーボートの練習場などがある。スノボーの選手などは道を飛び越えて練習する。あるとき電線に引っかかった選手がいたと言う。やりすぎだ。でもこう言う練習したやつが日本代表として出て行くんだ。フェアプレイなんてないよね。と私に話しかけてくるが、あまり実感が湧かない。うじゃうじゃ喋っている間に倶知安駅についた。ここから苫小牧の一つ手前の沼ノ端に行き、レンタカーを借りた。借りた理由は沼ノ端駅まで送迎がついているからだった。ここから豊糠荘までナビに入れて向かった。ナビはすぐ高速道路に入るようになっており、私はできることなら高速を使わずに行きたいと思った。しかし日高自動車道は沼ノ端東から日高富川までは無料なのである。そこから237号線に入り、平取町へ向かう。もう真っ暗だ。この道は富良野へ向かう道だ。二風谷を過ぎて振内から638号線に入る。8時を回った。ここまで60kmのスピードで来ていた。ところが目の前にびっくりするほど大きな鹿が2頭現れた。もう少しでぶつかるところだった。体高は車の屋根に届くぐらいある。エゾシカだ。やはり北海道だ。車のスピードを40kmに抑えて走る。するとまたもや鹿に出会った。今度は斑点があるから小鹿だ。それからほんのしばらく行くと豊糠山荘についた。午後8時30分である。廃校になった小学校を改装した山荘だ。中に入ると全く静かだ。この時間だからみんなミーティングルームに集まってビール片手に喋っていると思われたが全くその気配がなかった。ただ一人だけ汚れた洗濯物を洗濯していて起きていた人がいた。管理人は後から来てくれた。所定の手続きが済むと宿泊1の部屋の空いているベッドを使えと言い、みんなもう寝ているからミーティングルームで明日の準備をしろと言う。宿泊1の部屋は2段ベッドが8台おかれ、下段部分は全て埋まっていた。洗濯をしている人は明日みんな朝が早いから寝ているのだと言う。明日の朝一番のバスはこの山荘を4時にでる。私も急いで明日の用意をして9時30分にベットに潜り込んだ。

P8011568豊糠山荘から水力発電所前に行くマイクロバス

P8011570水力発電所前発車時刻 一日3便

P8011569最終バスに乗り遅れた時の泊まれる小屋


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