長浜鉄道スクウェアを出ると伊吹山が美しく見えました。また長浜城からの帰りに見落としていたドイツのディーゼル氏とヤンマーの創始者山岡孫吉翁の話を少しします。長浜市とドイツ・アウスブルグ市は1959年4月に姉妹都市提携を結びました。ヤンマー株式会社の創業者山岡孫吉翁は、1888年高槻町東阿閉に生まれました。孫吉翁は多くの困難に打ち克ち、世界で初めてディーゼルエンジンの小型化に成功し、農用・舶用・産業用などあらゆる分野の原動力としてその普及に力を尽くしました。常々ディーゼルエンジンの発明者ルドルフ・ディーゼル博士に感謝の心を抱いていた孫吉翁は1957年10月博士を顕彰するディーゼル記念石庭袁の寄贈は、アウスブルグ市民の大きな賞賛となり、両市の姉妹都市提携の架け橋となりました。・・・
中略・・・私たちは、姉妹都市提携50周年を記念してアウスブルグ市から贈呈された市の紋章である「松ぼっくり」を楊した記念碑を建立し、山岡孫吉翁とディーゼル博士をここに顕彰します。の碑文があった。なおこの長浜にはヤンマーの研究所兼ヤンマーミュージアムがある。さて鉄道スクウェアのすぐ前が盆梅展会場である。盆梅展は慶雲館で昭和27年から開催されている。昭和26年に浅井町高山の高山七郎氏が当時の寺本太十郎長浜市長に請われて盆梅40鉢を市に寄贈したのが始まりです。慶雲館は明治19年の秋に明治天皇皇后両陛下が京都行幸に大津から船を利用し長浜に上陸されるとの報が入り、長浜に上陸されてから鉄道に乗り換える時間に滞留するために適当な場所がなかったことから当時太湖汽船頭取の浅見又蔵氏は早速私財を投じ、天皇陛下の誕生日である11月13日に着工、行幸当日の明治20年2月21日朝に完成するという慌ただしさでした。両陛下は13時前に到着し、13時45分の列車で名古屋に向かわれたそうです。慶雲館の敷地は6000m2 建物は尾張産の総檜造りの寄棟。2階建てで約500m2
盆梅展会場には瀬戸内寂聴さんの俳句がありました。