今回の旅行の大きな目的は石木ダム予定地に行くことであった。早朝に福岡の東洋ホテルを出発高速道路を通って長崎道の東そのきインターで降りる。前日に電話していた岩下すみこさんに連絡を取るとそこからすぐという。海辺の道を走り川棚駅を通り過ぎてすぐに川棚川があり、それを山の方向へ入る。川棚川の河口付近は幅が30mぐらいあるが、そこから約2km入った石木川の川幅は5mもあるだろうか?さらに上流に向けて走る。川幅は3mあるかないかぐらいで草で覆われて水面が見えないところもある。
石木川に入るところには「町民の未来を描く石木ダム」石木ダム建設促進川棚町民の会・石木ダム住民の会があり、少し入ったところの民家の塀には「水の底より今の故郷」と「書かれていた。さらに「なぜ造らぬ己が水がめ人だのみ」さらに進むと「ダム建設絶対反対」「ダム絶対反対」の看板があった。やがてブルトーザーの音が聞こえ、ダム予定地に座り込みを続けている人々の姿が目に入ってきた。道路のそばや道路にパイプ椅子が三段に横10列配置されていて、それぞれにかなり老人のおじいさん・おばあさんが座っていた。岩下すみこさんに「皆さん農家のかたですか」と聞くと、そうだという。農作業をやりながら順番でここに座り込みに来ていると言う。なんでかと言うと「県は信用できんと いつ大型の重機を持ち込むかわからん」と座り込みのそばでは西日本建設の従業員が一人見張っていた。そして座り込みをしている場所は県の道路上だと言わんばかりに県職員2名が張り付いていた。
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