18時21分高見登山口にマイクロバスはきっちり時間通りきた。乗客は私一人だ。運転手と日吉の里マルシェまでずっと話していた。土日に来るなら前日までに東吉野村役場に電話して菟田まで来るように頼んだら良いという。100円別にいるけど、そして菟田に温泉があるからそこで風呂を浴びて帰ったら良いともいう。なるほどそういう行き方もあるのかと、榛原からは松坂まで普通電車を利用した。特急もあるが、到着時間に15分しか違いがないし、急いでるわけでもない。ただ松坂で夜遅くまで飲食店が開いているか心配だった。去年福岡で体験したことだが、コロナの緊急事態宣言が出されていた時は午後8時にもう閉店していたからだ。松坂で最初にホテルに電話して道案内を聞くと「ちょっと説明が難しい。タクシーで来るのが良い」という。そうすることにして飲食店を探すと中華料理店「味珍」という店があったのですぐそこに入って焼飯と台湾ラーメン・生ビールを注文する。結構ボリュームがあって腹いっぱいになった。その後すぐタクシーに乗る深夜料金になるわずか5分まえだ。風呂に入ってほんの数分で寝てしまった。
5月28日(土)ホテルは松坂城址のそばだった。松坂城址公園に着くまでの9時に三井高利の邸跡に到着、三井も元は質屋・酒・味噌などの商いをしていたが江戸に登り、越後屋を開業「現金掛け値なし・店前売り」の現金売りに力を入れる。その後両替商になり、幕府のお墨付きの両替商になっていった。また江戸時代の終わりには江戸に5店、京都に7店、大阪に2店、松坂に1店、店を開いてました。とある。10時に歴史民俗資料館にはいる。入館料は150円で、2階は小津安二郎松坂記念館になっている。こちらは別途200円だ。松坂城は天正12年(1584)に蒲生氏郷が滋賀県から松ヶ島城に入りそれから四五百森に築城を開始して3年後、新しい松坂城に入ります。氏郷は町や商人や寺などを城の周りに移住させ、楽市楽座を持って商業の発展を図った。また自分の出身地の近江日野や伊勢大湊からも商人を移住させた。これが松坂商人の始まりとなりました。日本三大商人は近江商人・大阪商人と松坂商人です。